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大津塾第34回「地方企業の存在意義」ヤマネ鉄工建設(株)山根社長様

長門市で丸の内高層ビルやスカイツリーにも使われている鋼材を生産販売されている、ヤマネ鉄工建設㈱の山根社長に大津塾にてお話をいただきました。

当日の様子をお伝え致します。

 

開催日時:2018年10月20日(土) 17:00〜

 

講師:長門市の企業「ヤマネ鉄工建設㈱」社長 山根正寛様(S62年卒)

 

 二宮尊徳の名言

   「道徳のない経済は犯罪であり、経済のない道徳は寝言である。」

を参考にされ、「利益なき繁栄はない。」 即ち、雇用の安定を図るためには、利益のある経営が必要であり、利益があればこそ社会貢献もできるとの考えで経営をなされてきました。

 

2200社もある同業者のなかで競争力を培うために社内での改革意識の高揚に取り組まれ、

 

  ①一貫生産体制の実現

  ②S(スーパー)グレード認定の取得

  ③独自の生産ライン確立

  ④カーボンオフセットへの取組(CO2削減取組:太陽光発電、LED電球の入替)

 

によって2016年度は売上、利益とも大幅な伸長を達成されました。

特に競争力を支えるSグレード認定は、高い技術力の開発と一貫生産体制や独自の生産ラインの実現で他社にない内製化やコストダウンが支えており、今後も絶え間なく革新マインドを徹底・推進し、後続業者に対応してゆかれるとお話されました。

また、その収益の5%を目安に社会貢献活動を継続的に取り組まれており、昨年末からは、長門の国際交流や女性の地位向上に貢献したとい思いで女子7人制ラグビーチーム「ながとブルーエンジェルス」の支援にも取り組まれています。

 

講演を聞いた同窓会会員一同、素晴らしい経営理念に根差した、立派な会社の業績に深い感銘を受け、また故郷にこのような立派な 企業があり、しかも大都市で活躍されていることを誇りに思いました。